6月カフェレポート ハートカフェはヨガで心ほっこり!

 

こんにちわ!梅雨入りして、気温の低い日が続いていますが、お元気でおすごしですか?

長期予報によれば、今年の夏は例年より暑くて雨も少ないとか。私個人としては、季節と気温や天気がミスマッチを起こしてるなあと感じることが多くて、「やっぱりこれは地球の温暖化が影響してるのかしら?」と思っていたりしています。そう、気温の変化って意外と体の変調をきたしやすいですよね。

日頃、人間はいろんな力を駆使して、例えば<暑ければ冷房、寒ければ暖房>といった具合で、自然現象を平坦にしてますね。それでも、どんなに外的な部分を整えても生身の体は正直で、疲れがたまっていれば病気にもなる。そういう意味では、雄大な大自然の流れに任せていく方が理に適っているともいえるのかもしれません。

なんて、ちょっとわかった風なことを書いてしまいましたが・・・

6月のハートカフェは、子どもヨガプロジェクトWAPPY主宰の石田友美さんにお越しいただき、「マインドフルネス」とヨガ、そしていのちの話をしていただきました。当日の様子をちょっとだけ、お見せしちゃいます!!

今回のカフェは、体験型カフェ。体で心を感じる素敵なひとときを過ごしました。

友美先生を中心にしてまるく車座になって、<自己紹介・参加する気持ち>を語りつつスタート。皆さんそれぞれの思いを話してくださいました!!

友美先生こと、ともっちからはマインドフルネスとヨガについてのレクチャー!

日頃から“いのち”を見つめることをしていないと、知らず知らずのうちに人を傷つけてしまう状況は誰にでも起こってしまうこと。だからこそ、自分の心を調える大切さを感じる時間がとっても必要。

「マインドフルネス」は、「いま、この瞬間」に心を向け、価値判断することなく注意を向ける瞑想法。ルーツは禅、さらに禅のルーツはヨガという。アメリカの大学で開発され、多くの人が「心ここにあらず」の状態で、不安と葛藤にバランスを失った人は「心の病」にかかっていくのだけど、マインドフルネスは心が乱れつつある人たちに「本来の心」を取り戻すためにひろがったもの。

心が健康じゃないひとは心が健康に、心が健康な人は<集中力の向上、創造性の増大、ストレス耐性の強化、他者への思いやりと共感性が高まる>・・・などの効果が期待できる。(精神科医であり、住職でもある川野泰周さんの「あるあるで学ぶ余裕がないときの心の整え方」より)

心を<今・ここ>に焦点を合わせるだけで、こんなにもたくさんの効果を得られるなんてすごい!!ですよね。

さらにともっちから解説が続きます。

「心」には作用があるけれど、その作用を知らないと事柄で終わってしまう。“ヨガ=ダイエット”と思われていることは多いけれど、心を今に置いて自分を見て認めることをしていくことは、自分の心を知り、感謝や思いやりの心にも気づくことができる。ヨガの向かうところはHAPPY!HAPPYを作るヒントは、心を今に持っていくことなんだという。

「心」は<過去・現在・未来>のどこにもあって、実は<過去・未来>に行き来していることが多い。<現在>にあるのはほんのわずか。「心」は休憩が必要でその休憩場所は<現在>という。

・・・そっか。<今・ここ>に意識が向くというのは、意識的に心の休憩場所にいこうとすることなんだなあと理解できた。そんな解説をいただいた上で、いよいよマインドフルネスとヨガを体験!

 ポイントは呼吸。心を呼吸に結びつける。呼吸と体に意識を向けて「吸って吐いて」と呼吸を誘導し、ヨガのポーズをとりながら、自分の心がどんな反応を示すのかをそのまま、ありのままに認めていく。

  ネコのポーズとかライオンのポーズをした時に自分のマインド、どんなものが出てきたのか、どんなことを感じたのかを見て、ただそれを認めることをやっていきました。

「足をあげるのはきついなあ」というマインドが出てきて、その後がんばって足をあげようとする自分なのか、足のきつさに心がむいているのか・・同じようにヨガのポーズをしても反応は千差万別。呼吸を整えポーズを決め、自分の感じる感覚をしっかり見る、味わうということが<過去>や<未来>に右往左往して現在に心あらずで疲れてしまう<心>に癒しを与えるということをおぼろげながら、理解できました。

ともっちのリードは続きます。

マインドフルネスとヨガをした後は、さらにインド哲学の5蔵説を解説。(ここでは一番大切な事だけを書きます)

人間は5つの層からなっていて、心の最も奥には<存在自体がHAPPY>と感じる心があるという。自分がHAPPYに気づいていないと周りもHAPPYに見えないという。ともっちいわく、<心の奥の心=キラちゃん>はいつも自分を応援しているけれど、毎日、心の中にはいろんなゴミがはいってしまい、心がおデブさんになって「本当の自分」に気づけなくなってしまう。だからマインドフルネスとヨガで心にたまったゴミを出すことが大切なんだという。ヨガで<ゴミを発見して出す>というのは「気づく」ということ。“悲しい”とか“辛い”といった奥にしまい込んできた感情は見ないようにふたをしてきたけれど、ふたを開けてきちんと見るだけで、消えてなくなっていく。自分が味わった“悲しさ”に気づいていくことで心はどんどん浄化されていくという。                                                      

 奥深い心の作用を聴いた後は、心のゴミがたまっている5蔵のうちの3層のところを浄化できるという<キルタン>を体験。ともっちが奏でるウクレレのメロディに合わせ、神秘の言葉<マントラ>をみんなで歌いました。心に響いて、母を讃えるキルタンに心の奥が温かくなって、涙があふれてどうしようもない感覚も味わいました。

参加者の感想をご紹介します。

・ヨガにずっと興味がありましたが一人では行動できずにいました。スタッフのYさんにさそわれ、体調の悪い私でも簡単にできたので、生活にも取り入れたい。先生の声、優しくて、ウクレレの声は亡き両親を思い出し、青い空と青い海、波の音に感じて心の中で泣きました。(里依)

・自分の時間、身体を見つめなおすことができて気持ちのいい時間でした。運動と思っていましたが哲学的なものも学べてよかったです。(まみ)

・先生の声や話し方も優しく、心地よかったのでわかりやすかったです。呼吸法を行なうことで、心が落ち着くということ、印象に残りました。(Chako)

あらためて・・・心の作用って奥が深くて目に見えないものだけれど確かにあって、自分でもどうにもならないもの。自分を活かすことも自分を否定することも自分の心が決めていくのであるならば、せっかくいただいたいのちを輝かせていけるように日々をすごしていきたいものだなあと感じました。

Closing Dialogue(from スタッフ)

Kcafeでやりたいと念願していたヨガ。正直、こんなに早く実現すると思わず、本当に嬉しい時間となりました。実は、喜びはカフェが始まる前にもいただきました。

当日の開始直前に、参加希望の電話をいただいたのは、以前の憲法カフェや上映会に来てくださった80代のMさん。

「家にチラシが入っていたけど、入れてくれたのはあなた?興味があるから行きたいけど、行ってもいいか?」

「もちろんです!!お子さん連れのママさんもいらっしゃいますけど、ぜひお越しください。お待ちしてますね!」

知り合いの方に直接お話しできることもあるけれど、もっと多くの方に知ってもらいたくて、毎回、カフェのチラシをポスティングしているのですが、声なき私たちのお手紙を大切に、出会いに来てくださる方の存在がいることって、本当に喜びをも運んできてくれます。

カフェを始めて2年半。いろいろなことをテーマに共に語り合ってつながる場を作ろうとしてきたことが、本当に本当に小さくとも実を結ぼうとしていると感じて、さらに喜びとなって、あったまった心にエネルギーを充てんしていただけたひとときとなりました。

←写真の飲み物とクッキーは友美先生がお持ちくださったもの。GOPANさんの塩パンと、バナナのパウンドケーキは友美先生のお手製!皆さんで味わいました。日頃からオーガニックなものを食べたいと願っているそうで、食事には気をつかってアーユルヴェーダを取り入れているとか。最近、畑を始められたそうですよ!

食べ物が体を作る、何を選んでいくのかもとっても大事な視点。心身ともに自分を大切にすることが自分の周りの人も大事にすることにつながるなって、ほっこり!

子どもヨガプロジェクトWAPPYのHP http://s-futaba.biz/