「節分と立春」 旧暦の新年を迎えちゃった!

毎年2月3日は「節分」で、テレビのニュースなどは神社や寺で芸能人が裃を着て、豆をまいている様子を映すことが多いですね。「福は内、鬼は外!」「福は内、鬼も内!?」掛け声も年々変化している?ような毎年の風物詩ですが、二十四節気の一つである「節分」の意味ってなんだろう?ということで、さっそく調べてみました。

「ウィキペディ」には次のように載っていました。

節分(せつぶん・せちぶん)は、雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。節分とは「季節を分ける」ことをも意味している。江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多い。この場合、節切月日の大晦日にあたる。立春の前日の節分、およびその日に行われる伝統的な行事について述べると、大寒の最後の日であるため、寒さはこの日がピークである。

一般的には「福は内、鬼は外」と声を出しながら福豆(炒り大豆)を撒いて、年齢の数だけ(もしくは1つ多く)豆を食べる厄除けを行う。また、邪気除けの柊鰯などを飾る。これらは、地方や神社などによって異なってくる。

とありました。「節分」って、こういう意味があったんですねえ。面白いですねー。旧暦でいうと2月3日は「大みそか」。一年の厄を払って「立春」、つまり「新年」を迎えるということなんですね。小さいころから豆をまいて、その後、豆を山盛り、げっぷが出るほど食べるのが楽しかった私ですが、あらためて楽しみながら新年を迎えていたんだなあ。こういう楽しい新年の迎え方って、いいですよねえ。

「節分と立春」 旧暦の新年を迎えちゃった!

ところで最近は、節分といえば「恵方巻」というくらい、テレビのCMでも、あちこちのスーパーやコンビニでも、まあよくもこんなに!と思うほど売り出されていますよね。ついでなので「ウィキペディア」で「恵方巻」も調べてみました!

恵方巻、恵方巻き(えほうまき)とは、節分に食べると縁起が良いとされている「太巻き(巻き寿司)」、および、大阪を中心として行われているその太巻きを食べる習慣。

「恵方巻」という名称は、1998年(平成10年)にセブン-イレブンが全国発売にあたり、商品名に「丸かぶり寿司 恵方巻」と採用したことにより広まったとされている。それ以前は「丸かぶり寿司」「節分の巻きずし」「幸運巻寿司」などと呼ばれていたことが文献で分かるが、「恵方巻」と呼ばれていたという文献類は見つかっていない。

 あらためて調べてみると勉強になりますねえ。後半の記述を読むと、ぐっと商売っ気が出てセブンイレブンの宣伝力のすごさを感じます。「恵方巻」の記述は、こういう俗っぽいこと以外に、恵方という「吉方」位のことや、江戸時代からの風習などなど、この後も縷々書かれているので、読んでいて本当に面白い!

こうやって見ると日本人には、ずっと昔から「福を呼び、厄を払う」とか、「邪気を払う」などとも言って、そこにある「気」の流れを大切にする風習や習慣、語呂合わせのようにして心を整えることが根付いているんですね。「場を浄める」「清新な空気」なんてこともいいますが、日本は神の国、八百万の神さまが天の上から民を眺め、幸せに導く国であるということなんでしょうかね?。とかって勝手に想像しています!

旧暦の新年を迎え、無病息災、天地の恵みに感謝して、助け合い協力し合いながら、共に生きていく一年となるように過ごせたら何よりです。そして、日本にあるとてもいい伝統・歴史を、楽しみながら子どもたちに伝承していきたいものです。