2017.11月カフェレポート・3SカフェPART3は、人類みな「おっぱい星人」バンザイ?!

Kcafe2017.11月は、3S「足・食・息」育cafe・PART3

毎回、目からウロコの上野清香先生のカフェ。4月からお久しぶりでしたが、ゆったりした雰囲気の中、ママも赤ちゃんもたくさん遊んで、たくさん学ぶ、いい時間となりました。

そもそも、3Sカフェの3回目のテーマを清香先生に聞いた時、こんな回答だったんです(笑)

  S:今回のテーマはなんですか?
 清:今回の内容は「口と精神のつながり」がテーマです!
 S:「口と精神がつながる?」
 清:口を触ることが死ぬまでその人の精神心理を決める、とっても重要なことがあるんですよ!
 S:え、口にふれることでその人の一生を決めるほどの作用があるってことですか?
 清:ハイ!実は、「口にふれるふれ方が、頭に与える影響」ってとってもあるんですよ。ということなので、

   当日は動きやすい服装でお越しくださいね💛
 S:あ、はい💦💦.

「えーっ」って感じ。口と精神のつながりの話なのに、動きやすい服装って?!ということで始まったカフェ。

少しだけ、カフェの様子、お分けします。

口腔ケアは0歳から20歳まで。年齢が上がり、仕上げ磨きをプロにしてもらうことを考えていくと、お母さんが子どもの仕上げ磨きをするのは12歳、小学6年生まではするといいと指導されているという。

一般に歯周病菌は女性ホルモンを好むので、実は初潮を迎える思春期の女子の口は臭くなるということは、知らないことですよね。その事実を知らないまま、「口が臭い」と指摘して口臭対策してしまいがちだけど、それって根本的に対処方法が間違っているんですね。

JKをお持ちのお宅。お母さんと娘で口臭の言い争いとかしてませんか?かくいう我が家も、その昔、口臭について娘と言い争った事、あります(💦)母娘の争いって、手加減ないから結構どぎついヤツ、やっちゃってましたね( ;∀;)

 

こういう知識を母親が持っているなら、コミュニケーションの取り方も変わってきますよね。仕上げ磨きをすることも、コミュニケーションをとっていく場面の一つとして大事にすれば、こういったこと一つも会話しながらのりこえていけるよなあと思いました。

そして、今回の「口と精神のつながり」について

赤ちゃんをよく見ていると、口の近くにものが当たると「チュパチュパ」と吸い付いたり、手の指がギュッと握ったりといった、いくつもの原始反射というものが現われているが、これらは環境に適応するに連れて消えていくもの。そして、赤ちゃんがお母さんの胎内からこの世に生れ落ち、人間として成長していく発達段階には、身体と合わせて性格形成をしていく段階として「口唇期」-「肛門期」-「男根期」があるという。

発達過程の中で身体の中の3つの箇所って、「性的な粘膜快感」にあたるところで、これ、性格形成に大きく関係すると言われているらしい。

えっ、快感を味わうかどうかで性格って決まるの?」一瞬、ギョッとしたけど、生まれた赤ちゃんが「快・不快」の感覚をおっぱいを飲むことで得ていくのだとしたら、これって至極納得できる。「あー、だから赤ちゃんはみんな、おっぱい星人なのか!」

話しを戻して・・・・「口唇期」は人の精神のベースを作る時期。赤ちゃんの頃、十分におしゃぶりをさせたり、口を刺激していくことが非常に重要になる。ここで精神のベースを作りきれていないと、発達するにつれて、性的刺激を得る行動が起こってくるというわけ。詳しくは心理学の性格形成の理論にゆずるとしても・・・とっても大事にしないといけない時期じゃないですか・・・!もっと早く知っておけば、働きながら子育てすることを選ばなかったかもしれません。(こらー!と怒られそうです)

今回は、原始反射の統合ができているのかどうかをはかるちょっとしたテストもやりました。原始反射とは人のコアを作る部分。

今回は「モロー反射」と「恐怖麻痺反射」の二つをテスト。モロー反射の統合がしっかりできてないと「凶暴系」が未熟。力加減ができないので、「やさしく」ということが理解できない。こういう子どもには「かまれたら、かむ」ことで痛みを与え、感覚で覚えさせることが必要になる。一方、「恐怖麻痺反射」は音に敏感で、自分を守る方向に動く特徴がある。だから生死にかかわる時にこの反射は出てくる。

そんな知識もありつつ、さっそくやってみると、私はもろに(苦笑)「モロー反射」が・・・💦💦将来、認知症を発症した暁には「凶暴性」を発揮する、わりと迷惑な老人になる可能性が・・・・

原始反射、統合しとかなきゃね(苦笑)

 

清香先生、とっても大事なことを続けてくださいました。

そもそも赤ちゃんはお母さんとはへその緒を通してつながっていて、そこから栄養を摂取して成長してきたが、出産と共にお母さんの胎内から出て、自発呼吸をし、口から栄養を摂取して生きるようになる。未熟な状態で生まれてきた赤ちゃんは生後2年くらいをかけて、環境に適応させながら成長していくという。お母さんの胎内にいるとき、赤ちゃんは夜行性。なぜかというと、お母さんの呼吸と赤ちゃんの呼吸や成長が一緒の時間だと、お母さんの体が持たない。だから、赤ちゃんはお母さんが寝ている時に活動したり、栄養をたっぷり摂取して成長するという。生れ落ちて、昼はうつろで夜泣きをするとかいうことも、胎内での生活の延長であって、これって、すごい生命の絶妙な働きによるものだという。

こういうことをお母さんになる前に知っていたら、きっと赤ちゃんの思いやりを感じつつ、環境に適応して生きられるように親として、何を大事に子育てしていったらいいのか真剣に考え、そしてその時期をもっともっと大切にするに違いない。そんなことを感じずにはいられませんでした。お母さんにも、これからお母さんになるすべての女子。そしてパートナーの男性にも知ってもらいたい!!そんな気持ちでいっぱいになった時間でした。

ご参加の皆さんの感想です!!

・ママになった時、意識できると思う。口唇期0~2才の口のふれ方、手、足の発育についての正しい知識が印象に残った。(匿名)

・先生は質問にもちゃんと答えてくれてありがたかった。最後のゆびの話はびっくりでした。(AKKO)

・一人ひとりの個性と反射のつながりがとてもわかりやすかった。トレーニングで直していくこともできることがわかってよかったです。(C.K)

毎回、実演で詳しく教えてくれる清香先生。映像におさめたものをアップします。