プレシャスライフ 心の朗読会

とっても素敵な活動をされている団体があるので紹介したい。
「プレシャスライフ 心の朗読会」の取り組みだ。
この団体は女優の北原佐和子さんが代表を務めるコミュニティーで、最近はあちこちの小中学校で朗読会が展開されている。
私自身は、今年の6月に、娘が通う中学校の家庭教育学級で初めて朗読会に参加した。
朗読会の中では「いのち」を見つめる文章が読まれるのと合わせて、朗読会に参加した人のメッセ―ジが次々と読み上げられていく。子どもから大人まで、いろんな立場の人が「いのち」に向き合って感じた思いを素直に書いた言葉が続いていくのだが、何とも言えない、心の奥に響いていく感覚と日頃押さえている感情の波が起こされ、気づけば涙を流していた。
正直で素直な気持ちから発せられた生の声のバトンは、人の心を深く揺さぶり、「いのち」とは何か、周囲との関係はどうか、どう生きていきたいと願っている自分なのか・・・といったいのちの使い方にまで、自分の意識を向けさせてくれるものだ。

参加した方がメッセージを寄せている。ちょっとだけ、ご紹介しよう。

・いのちを大切にしようと思った。簡単に傷つけてはいけない。すぐに失くそうとしてはいけない。一生の宝物として丁寧に扱う。 (ペンネーム C1さん)
・ぼくは、友達を亡くしています。そのとき、人の命は大切なもの 自分の命も大切なもの ぼくは友達の分まで生きたいと思いました。なので、これからも友達の分までがんばって生きます。
(Soccer boy)
・僕は小さい時に両親が離婚してしまい、母にひきとられ、母は仕事をしているため、祖父母に育てられてきました。ある日、母親に口だしされた時に「小さい頃からあんま見てないくせに調子にのんな」と言ってしまいました。次の日母は僕の小さいころからのアルバムを見ながら泣いていました。その時、母が僕を産んでくれなかったら、僕は今ここにいないんだと思い、本当に悪いことをしたなと思いました。その後きちんと謝り、仲直りもしました。(板橋区立中学校3年男子)

そう毎日、「私これからどう生きていこうか」とかってことを考えることはないだろうけれど、忙しい中でもふとした時間に、自分の心の洗濯をするつもりで「いのち」に向き合う豊かな時間を持つ、というのはいかがだろうか。
興味ある方はFBの投稿をどうぞ。「プレシャスライフ 心の朗読会」FBページ(HPはなし)
プレシャスについてはチラシをどうぞ。(クリックで大きくなります)
プレシャスライフ・心の朗読会パンフレット
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