第1回 家庭内の片づけを成功させる秘訣って?

K.cafe Change~「かたづけ」×「かかわり」~ 第1回

こんにちは。整理収納アドバイザーの田中ゆみこです。家族の暮らしをラクにする【整理収納×時短家事】を得意とし、石川県で活動しています。家族は夫と小学4年生と6年生の男の子、4人家族。Caféさんとご縁があり、今年1年、Change~「かたづけ」×「かかわり」というテーマでコラムを掲載させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いします!

Change~「かたづけ」×「かかわり」~

独身時代、整理や収納が得意で何も悩まなかった部屋の片づけ。自分の好きなものに囲まれて、好きなようにモノを配置し、暮らしを楽しんでいました。…が、結婚すると主人との好みや価値観、片づけに対する考え方も違うので、なかなか自分の思うような暮らしにはならず、ストレスを感じる日々。そして、子どもが生まれ、成長するとともに思うように片づかなくなったのです。

「片づけてー」「嫌やー!お母さん片づけといてー」と親子で片づけバトルを繰り返し、うんざりしている時、家庭内の片づけを成功させるには2つ秘訣があることを知りました。

家庭内の片づけでまず大切なことは、家族全員がわかる「片づく仕組みづくり」です。皆さんのご自宅は家族全員がわかる片づく仕組みになっていますか?そういう我が家も以前は、家族全員がわかる仕組みになっていませんでした。「片づけてー」と叫んでも、子どもは片づけてくれず、挙句の果てには「どこに片づけるのかわからんし、お母さん片づけといてー。」と言われ、夫には「あれ、どこに片づけてあるの?」と聞かれる始末。はあ?とイライラが増すばかり…。

実は、片づけって「定位置(元の場所)に戻す」という意味があります。だから、定位置を家族が知らなかったら片づかないのは当然。そう、我が家は私しか定位置を知らなかったので、家族にお願いしても片づかなかったのです。定位置を家族全員が知っている!家族全員が片づけられる仕組みになっている!これはとっても大きなポイントです。

K.cafe Change~「かたづけ」×「かかわり」~

もうひとつ大切なことは家族への「関わり方」です。私自身、「家庭内の片づけを成功させるには関わり方も大切である」と初めて知った時、目からウロコでした。 それは、家族全員、それぞれ個性があるのと同じで、片づけたい方法、片づけスイッチが入る言葉も家族それぞれ全く違うからなんです。ビックリしません?笑。

実際に、我が家では「床のおもちゃ、片づけてもらえるとお母さんとっても嬉しいな。」「床のおもちゃをカゴの中に入れてくれる?」と兄弟への声のかけ方をそれぞれ変えると、片づけが苦手な子どもでも、ちゃんと片づけてくれるようになりました。うまくいかない時もありますが…K.cafe Change~「かたづけ」×「かかわり」~

片づけって、仕組みづくりがちゃんと出来ていれば、片づく!そう思っていましたが、それだけではないんですね。今は「仕組みづくり」よりも「関わり方」のほうがとっても大切なような気がしています。

何て言葉をかけると家族は片づけが楽しいと思ってくれるのか、どういう関わり方をすれば家族は行動に移してくれるのか、考えるとワクワクしてきませんか?皆さんと沢山のChangeを楽しんでいきたいので、片づけでこんなことテーマにしてほしい!ということがあればぜひ教えてくださいね。

「自分が変われば家族が変わる」ということを皆さんと一緒に私もたくさん感じる1年にしていきたいと思います。

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次回掲載は、2021年2月10日の予定です。