第2回 片づけを通して育んでいく「想像力」

K.cafe Change~「かたづけ」×「かかわり」~ 第2回

私が住む石川県は先月の3連休、数年ぶりに大雪に見舞われました。大阪出身の私は、雪の扱い方にはなかなか慣れず、除雪作業しても夫に「下手やな」と言われ、運転したら雪道にハマって見知らぬ人に助けてもらう始末。朝から夜まで除雪作業、子どもの通学路の除雪作業で私は心が折れそうでした。でも、とても嬉しいこともありました。それは、小学4年生と6年生の男の子、2人の子どもの成長を垣間見ることができたことです。

K.cafe Change~「かたづけ」×「かかわり」~

私が仕事で帰りが遅くなる日、子どもから電話がかかってきました。
「お母さん、何時に帰ってくる?お母さんの車止められるようにおばあちゃんと雪かきしといたし。」てっきり私は、おばあちゃんが中心になって子どもが雪かきのお手伝いをしてくれたと思っていたのですが、おばあちゃんにお礼の電話をすると「私は、そばで見ていただけやよ。」そう言うではないですか・・・

早速子どもたちに、「雪かきしてくれてありがとう。」とお礼を伝えました。心なしか、とても嬉しそうでした。そして次の日。夫の帰りが遅く、深々と降り積もっていく雪のなか「お父さんの車止められるようにしとこう!」と20時過ぎから自ら率先して除雪作業をはじめる姿にビックリ!

今までは除雪作業を手伝ってくれても途中で放棄、気がついたら雪遊びをしているといった光景が広がっていました。でも今回は、子どもが先のことを見通して、「このまま雪が降り続けたら駐車場はどうなるのか?」「雪が積もっていったらお父さんが帰ってきた時、駐車場に車止められないよね。」想像力を働かし、兄弟そろって除雪作業をする姿がとてもたくましく見えました。

親子の片づけでは、片づけを通して、行動力や、やり遂げる力、選び取る力片づけを通して沢山の「生きる力」を身につけることをお伝えしています。そのうちのひとつが「想像力」。「ここ片づけなかったら、お母さんどう思うだろう?」「このぬいぐるみはどんな大きさのボックスだったら収納できるだろう?」、片づけを通して、想像力を働かせ、先のことを見通す力を身につけていくのです。 

Change~「かたづけ」×「かかわり」~

人生は選択の連続です。この先、どんな未来が待ち受けているか?なんて誰もわかりません。でも、「未来」を想像をして「今」を変えることはできます。だからこそ、私は子どもには、想像力を創造してほしいと願い、意識して関わりを持っています。具体的には、収納グッズは子どもに選ばせたり、何がどこにあると勉強しやすいのか、どうやったら脱ぎっぱなしになりがちな洋服を片づけることができるのか?忘れ物しないようにどうすればいいのか?など、自分たちが使いやすい環境や仕組みづくりを子ども自身に考えてもらっています。

子どもたち自身で段取りを汲んだり、自分たちで考えたりそうるすと、結局片づかなかったり、決めた場所で勉強しなかったりと失敗することもありますが、それでOK!なぜなら、そうやって失敗を繰り返しながらも子ども自身が想像力を創造していくことを、今回の除雪作業で実感することができたからです。

なぜ今年は自ら除雪作業をしようと思ったのか、子どもたちに聞いてみるのも面白いかも次回をお楽しみに!

 

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次回掲載は、2021年3月10日の予定です。