梅雨明けしてはや半月。連日暑い日が続いていますが、体調崩すことなくおすごしでしょうか。
7月16日、憲法カフェを開催しました。
とっても、暑い最中、様々な世代の方々にご参加いただきました。
もちろん講師は、あすわか・種田弁護士。
cafeの様子をちょっとだけお見せしちゃいます!
今回は一方的な講義ばかりでなく、新たな取り組みとしてグループワークをしました。
その前提として、種田弁護士からは<紙芝居>と、紙芝居の絵に描かれている様子から時代背景などの解説が。
スタッフM・心の声
・「あー、これって江戸時代なのね」、「こっちは明治維新かー」、「せごどんなのね!これから維新が進むところだわー!」と、どんどん、せごどんの世界へ!「おっと、寄り道が・・・」
先に進みます
そして憲法についての基本的な知識を得た上で、今日のメイン、グループワークへ。
「こんなクニにしたい!こんなクニにはしたくない!」みんなで学ぼう、考えよう!
クニの取扱説明書・日本国憲法 ということで、進めていきました。
皆さんには、日頃、興味関心を持っていることを踏まえつつ、「こんなクニにしたい」「こんなクニにはしたくない」ことをポストイットに書き出してもらいました。
そして、そのポストイットを一人ひとりが出しながら、種田弁護士からは出された内容が憲法のどの条文にあたるのか、種田弁護士の解説アリつつ、考えを交換し合いました。
・原発ゼロ、「食」の安全安心、「水」、「種子法」「介護」・・・・・
「憲法」=九条ありきになりがちだけど、生活に根ざしていくと、よりよく生きるための権利に関する部分が多くて、それをどんな条文で保障しているのかも、確認できました。
特に「25条」は広範囲にわたっていて重要な条文、重要性高かったです!
<文化的で最低限度の生活>とはどのようなレベルなのか。年金や、母子家庭への生活保護、労働者の労働環境、賃金額も<文化的で最低限度の生活>をどう考え、どう定めるのかによって良くも悪くも作用するわけで、
悪用されないよう、加憲することもあるのではないかとの示唆は、一考の価値ありだなあと思いました。
ご参加いただいた皆さんの感想です。
・憲法の意義(原点)、施政者をしばる法、国民主権により、施政者に国民の幸せを守るルールを守らせることの大切さを確認できた。(K・K 70代男性)
・専門用語を使わずに誰にでもわかる言葉で説明してくれてよかったです。メディアと政界の癒着に問題を感じた。(Y・S 40代女性)
・憲法の中にはあいまいなことがたくさんあることがわかり、時代と共に変えていくことの必要性がある条文があると思った。憲法は「国民が国に護らせるもの」とは知らなかった。(あっこ 30代女性)
世代によって関心事は異なるので、いろんな分野が出てきました。多岐にわたっていてとっても面白かったですね。
たとえば・・・
赤ちゃん連れのママは、「子どもにとっての安心・安全」「食・原発・教育」の分野。
70代、ご年配の男性は「九条の改正」「自衛隊の明記」といった、国防の分野。
世代ごとに直面する課題が違うぶん、望むことの違いが出るのは当たり前。世代の違う者同士が同じ席で、意見を出し合い、学び合ったことで気づけたことでした。
赤ちゃん二人が元気よく歩き回る中、愛くるしい姿に参加する皆さんもほっこりした、あったかいカフェとなりました。